ストーリーと数字でみる2014年「歴史モノ」市場のトレンド
     

日本史の中の「ゲーム」

歴史をテーマにした現代のゲームに触れる前に、少しだけ歴史ゲームそのものの歴史を辿ってみましょう。

国立国会図書館デジタル化資料の公開ページ(http://dl.ndl.go.jp/)では、江戸時代に作られた「ゲーム」を見ることができます。
中でも「大功記出世双六」「新板諸国大合戦双六」は有名武将が登場する合戦を描いたもので、歴史の物語は「ゲーム」としても親しまれてきたことがうかがい知れます。

「新板諸国大合戦双六」には武田信玄と上杉謙信の対決で有名な「川中島」が見えます。しかしそれ以外はなじみが無いものが多いですね。
例をあげると、千早城の戦い(ちはやじょうのたたかい)は、1332年(元弘2年、正慶元年)、後醍醐天皇の倒幕運動に呼応した河内の武将である楠木正成と、鎌倉幕府軍との間で起こった包囲戦です。「和田合戦」鎌倉時代初期の和田義盛の反乱を描いたものです。

現在の歴史ゲームが「戦国時代」をテーマにしているのに対して鎌倉時代を描いたものが目立ちますね。
もしかすると、1800年代を生きていた人々の感覚では1500年代はまだ、歴史のロマンを感じさせるほど昔ではなかったのかもしれません。